「いいらぁ!南伊豆弁」愛すべき方言vol.2
こんにちは!南伊豆町商工観光課 杉浦です。
先日、noteに方言の記事を掲載したところ、おかげさまでかなり反響がありました。
記事の中で「方言の話は100%盛り上がる」などと書いたくせして、自分でびっくりしています。皆さんありがとうございます!
Facebookグループの「南伊豆ファンクラブ」で記事をシェアしつつ、皆さんの方言の思い出や他県民の方が衝撃を受けた方言を募ったところ、たくさんのコメントをいただきました。
今回はその中の一部を紹介したいと思います!
南伊豆弁クイズにチャレンジ!
さて、せっかくの第2弾なので少し趣向を変えます。
南伊豆弁とその使用例を記載したあとに3択クイズを出しますので、その意味を考えてみてください!
Q1
「まめたい」(まめったい)
使用例「あそこっちの嫁さんはまめたいな~」
1.美人
2.働き者
3.几帳面
Q2
「なおす」
使用例「この時計なおしといて!」
1.片づける
2.修理する
3.捨てる
Q3
「血が死ぬ」
使用例「血が死んで痛かったっけよぉ~」
1.魚や肉の血抜きをする
2.青あざができる
3.大怪我をする
Q4
「いかい」
使用例「田舎だもんで虫がいかいら!」
1.たくさん
2.怖い
3.大きい
Q5(上級編)
「のんばめる」
使用例「おめえ、そんなに早く食べるとのんばめるぞ!」
1.腹痛になる
2.太る
3.喉につまる
Q6(上級編)
「かんぎろかんぎろ」
使用例「今日は海がかんぎろかんぎろだじゃ!」
1.キラキラと眩しい
2.波が高い
3.魚がたくさんいる
皆さん、わかりましたでしょうか?
Q5とQ6は南伊豆町でも一部の地区の方しか知らない超ディープな方言です。
①「まめたい」
正解は2の「働き者」でした!
なので、使用例は「あそこのお家のお嫁さんは働き者だな~」という意味になります。
コメントをいただくまで私も知らなかったので、まだまだ働きが足りないということですね…精進いたします。
②「なおす」
正解は1の「片づける」でした!
なので、使用例は「この時計片づけておいて!」という意味になります。
Facebookでは「直しといてと言われても時計屋さんじゃないし…」とポカンとしてしまったというコメントをいただきました。
一方、かなり使用頻度が高く若い方の中でも多く使われているので、南伊豆町にお越しの際には是非覚えておいてほしい方言です。
ちなみに3の「捨てる」は「うっちゃる」と言います。第1弾の記事でも紹介しているので是非ご覧ください!
③「血が死ぬ」
正解は2の「青あざができる」でした!
なので、使用例は「青あざができて痛かったよ~」という意味になります。
「死ぬ」と言うのでギョッとしてしまいそうですが、お大事にしてください。
ちなみに私も昔から心当たりのない青あざが大量にあって体中血が死んでいる状態だったのですが(文字に起こすと凄まじいですね…)両親に血液検査を受けるように勧められましたが、後日ただ寝相が極端に悪くて知らない間にぶつけまくっているだけだということが判明したことがあります(笑)今も心当たりはないですが左のスネの血が死んでいます…。
④「いかい」
正解は3の「大きい」でした!
なので、使用例は「田舎だから虫が大きいでしょう!」という意味になります。
私も南伊豆町に引っ越してまもなく茶色くて光沢のあっていかい例の虫"G"が自宅に出現したので、寝る前に何時間もかけて泣きながらやっつけた思い出があります。いかいが故に足音がして気が付きましたが、気付かずに眠っていたら…と思うと今でも身の毛がよだつ思いです。
⑤「のんばめる」
正解は3の「喉につまる」でした!
なので、使用例は「あなた、そんなに早く食べると喉につまるよ!」という意味になります。
私がまだ記憶もないくらい小さな子供だったころ、飴玉をのんばめて父親に逆さ吊りにされたことがあるようです。ちなみに妹も小さいころに同じことがあったようです。どちらも救急車が到着するころに飴玉がポロンと口から出たようですが、血は争えない…(笑)
⑥「かんぎろかんぎろ」
正解は1の「キラキラと眩しい」でした!
なので、使用例は「今日は海がキラキラと眩しい!」という意味になります。
こちらは、思わず目を閉じてしまうくらい眩しい様子を言うようで、しかも太陽や照明などに対してはあまり使わず、海に太陽が反射して眩しい様子に対して使うそうです。
海沿いのとある地区のみで使われる超ディープな方言です。聞けたらラッキーかも!?
今回は「静岡県内全体で通じる!」といったもののほか「南伊豆町でもごく一部の地域だけで使われている!」といった方言を色々取り上げてみました。
やはり皆さん、進学や就職、結婚といった引っ越しのタイミングで方言に対する衝撃を受けていらっしゃるようです。(その気持ち、すご~くよくわかります(笑))
そして、地元を離れて遠方にお住いの方からは「普段は標準語で話しているが伊豆に戻ると自動的に方言が出る!」といったコメントもいただきました。(それもものすご~くよくわかります(笑))
引き続き、南伊豆の方言を愛し方言に愛されてみてください♪♪
イラスト:杉浦
(前回は「いらすとや」様のイラストを拝借しましたが、せっかくなのでイラストも自作しました。素人なので大目に見てください(笑))