「海に近い場所で畑仕事をしながら暮らしたい!」 移住者インタビュー#2 向井敏明さん・理恵さん
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「海に近い場所で畑仕事をしながら暮らしたい!」 移住者インタビュー#2 向井敏明さん・理恵さん

はじめに

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前回の記事更新からだいぶ時間が経ってしまいました。あっという間に4月ですね。暖かい気候になり、町のソメイヨシノは花盛りです。

第2回目の今回は東京都日野市から南伊豆町へ移住をして1年、コロナ禍真っただ中での移住だったにも関わらず、ばっちりと町に溶け込んでおられる向井敏明さん・理恵さんご夫妻へのインタビューです。

「移住してからの生活が本当に楽しい」という向井さんご夫妻。移住先でどのようにして人とのつながりを作ったのかについても聞くことができました。

移住をするまで

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ーー移住をしようと思ったきっかけについて教えて下さい。

わたしは東京都多摩市の生まれです。移住する前は東京都日野市に住んでいました。仕事は造園関係。公園清掃などの業務を自治体などから請け負う事業主でした。

いわゆる定年は無く、可能な限り仕事を続けていくつもりでいましたが、「このまま仕事を中心に生活をしていくのもどうなのだろう」とふと考えて、70歳になったら仕事を引退して移住をすることを決めました。ちょうど今から3~4年くらい前の話です。


ーー移住を決意されたあと、どのようにして情報収集を行いましたか?

最初に東京有楽町のふるさと回帰支援センターに行きました。わたしたちの移住希望条件は「①海に近くて ②耕せる畑のある場所」。最初は茨城県をイメージして情報収集をしていましたが、たまたま担当になった相談員から静岡県を紹介されて伊豆方面も候補に。

同時並行でインターネットを使って情報収集をしたものの、一番知りたい物件の情報がなかなか出てこないし、現地を知る必要があるのではないかとのことで、南伊豆町のお隣松崎町を何度か訪れることにしました。

ところが、自分たちだけで伊豆へ行っても現地の人との交流が無く観光旅行にしかならならなかったので、途中から役場や現地の移住コーディネーターを頼り、移住イベントや交流会に参加。そこで現地の雰囲気を確かめるようにしました。一方で物件探しは難航し、この時点で移住先の確定とまでは行きませんでした。


ーー最終的に南伊豆町に移住先を決めた経緯を教えて下さい。

そのような折、南伊豆町と松崎町が行っていた現地見学ツアーの交流会で、南伊豆町の移住担当者やNPO法人伊豆未来塾のスタッフと知り合いました。
その時に偶然担当者から南伊豆町湊エリアに広い駐車場のついた平屋戸建ての良い物件が出たと聞き、翌日に内覧をしてすぐに契約を決めました。

住まいは海に近いエリアにあります。家賃は50,000円ですが、町の長期お試し移住制度を利用しているので、そこから賃料の一部助成が受けられています。

◆お試し移住制度について  https://minamiizuijyu.jp/trial/index.html


移住をしてから

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ーー新型コロナウイルスが猛威を振るう中での移住となりました。

移住をしてからどのようにして人間関係を広げていったのか教えて下さい。


敏明さん

移住をしてからどのように人間関係を広げていくか、いろんな考えがあると思うのですが私たちは「地域住民のみなさんとどんどん関わっていきたい」と考えていたので、例えば夏の時期には弓ヶ浜の駐車場監視員を手伝ったり、シルバー人材センターに登録をしたりしました。

シルバー人材センターでの仕事はどうやら自分の肌に合っているようで、活動を通じて地域住民との繋がりができました。何気ない会話から町についての色々な情報を教わるので、勉強になることが多いです。

草刈りや木の剪定を頼まれることが多いのですが、造園関係の仕事をしていたのでこうした作業は得意。仕事を通じて町内様々な地域に出かけますが、約束の時間に遅れないよう事前に地図で調べるので、この1年間で土地勘が付きました。

自分に合っていると思っているので、今後もシルバー人材センターでの活動を中心にして生活を組み立てていきたいですね。

理恵さん

移住当初はコロナ禍の影響もあり、やることが見つからず、手持ち無沙汰になるようなことが多かったのですが、親しくなった大家さんの民宿を夏の繁忙期にお手伝いするようになりました。

その後も知り合いが少しずつ増えていって、「道の駅かオーシャンパークで働いてみたい」と周囲に話していたところ、知り合い伝いで求人が出ていることを教えてもらいました。現在は土日を中心に石廊崎オーシャンパークで働いています。



ーー畑を持って生活したいとのことでしたが、移住してからやりたかったことはできていますか?


敏明さん

実は日野市に住んでいる頃からじゃがいもや里芋、夏野菜を育てていました。移住後は広めの畑を持ちたいと思っていたのでトラクターを購入。今は弓ヶ浜の駐車場監視員で知り合った方から耕作放棄地をお借りして、管理をする代わりに果樹を植えて育てています。ただ、トラクターが通れるような道路に面した条件の畑は見つかっていません。まだ移住して1年ですし、畑のことはまだまだこれからという感じですね。

理恵さん

わたしは、町内の蝶ヶ野というエリアにある草木染教室の初心者講習会に通っていました。実は今日巻いている淡い桃色のストールも草木染(冬青、ラック※)で染めたものです。町の回覧物を見ているとサークルやカルチャースクールの情報が掲載されていることがあるので、新しいことにチャレンジする意味でよくチェックしています。

※そよご、ビルマねむの木のこと


南伊豆に住んでみて (動物の写真あり)

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ーー移住してから不便だなと思ったことや、驚いたことはありますか。

◇畑のこと

畑の話でいえば、イノシシ、サル、色々な動物が自宅の軒先にも現れるのでびっくりしました。玉ねぎやトウモロコシを庭に植えていたのですが、収穫をする直前にサルにすべて食べられてしまいました。「お宅のトウモロコシがサルに食べられているよ」と近所の人から教えてもらい、帰ってみると、そこには食い荒らされたトウモロコシが。ほかにもイノシシに畑を掘り返されたり・・。

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悪さを企んでいるサルの様子。

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イノシシは柵で囲えば防げることもあるといいますが、サルは賢いので為す術がありません。はじめはいろんな動物たちを物珍しいなあと思って見ていたのですが、収穫を楽しみにしていた作物を荒らされてみると悔しいものです。

網戸越しにこちらを眺めるイノシシ。衝撃的な写真です・・。

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◇医療機関

地域住民の方も良くおっしゃいますが、近隣に医療機関は少ないです。移住前から整形外科や内科に通院していましたが、かかりつけ病院がなかなか見つからず苦労をしました。今は健康ですが、もし病気になってしまったらどうするかは常々考えて置かなくてはいけません。

◇買い物

買い物について。日常生活に必要な者は揃いますが、趣味で使うような細かな材料まではさすがに町内だけでは揃いません。例えばDIYで使うような工具や板材など。うまくネットを駆使する必要がありますね。そこは「しょうがない」と割り切る姿勢も大事だと思います。

◇住環境

住環境でいえば、住居の立地などには満足していますが、日当たりがやや悪いので冬は寒いです。急いで物件を探していたこともあり、そこまでは気が回りませんでした。温暖と言われる南伊豆町ですが冬は風が強く案外寒いので、今年の冬は灯油代がそれなりにかかりました。


ーー町内でお気に入りの場所があれば教えて下さい。

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2月末の河津桜、菜の花畑は本当にきれいだと思います。今日も桜を見ながら二人で散歩をしました。ほかには、あいあい岬から眺める景色が好きですね。天体ショーの時にはもってこいの場所です。


おわりに


ーー最後に移住を考えている方へのひとことお願いします。

南伊豆町に移住をしてから、地域住民の皆さんと親しくなって、地域に溶け込めば、移住生活の楽しみが何倍にも増えるということを実感しています。そのきっかけが私にとってはシルバー人材センターでの活動でした。

人との繋がりから得られる発見や気づきは多いと思います。何気ない会話が何かに結びつくこともあるので、ぜひ大切にしてほしいですね。今回の話が南伊豆町へ移住を考えている人の参考になれば幸いです。


◆移住に関心を持っている方はこちら◆

静岡県南伊豆町・移住ポータルサイト https://minamiizuijyu.jp/index.html


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